宮古島に9日間滞在して、のんびりと一周してみました

宮古島は、人口およそ4.8万人、面積159.05k㎡、周囲131.2kmの島。1日あれば、車で島を1周することもできます。主なお仕事は、漁業や農業、観光業です。サトウキビ工場や雪塩の本社もあります。目的を定めず島を訪れ、本屋さんで働く女子高生に友達と遊ぶ場所やデートでいくオススメの場所を聞いたり、サトウキビ工場で働くおっちゃんたちにおすすめの名所やお店を聞いたり、ホテルで働く人に宮古島の周り方や楽しみ方を聞いて、島を1周してみました。


BachaAchaの宮古島


BachaAchaが宮古島で訪れた場所をご紹介
まもる君
 
新聞にも取上げられることしばしば、地元での有名キャラ

島民にしたしまれている「まもる君」。島のいろんなところに設置されているまもる君は、島民の安全をまもるキャラクター。まもる君がいたずらをされると、翌朝の新聞に取り上げられることもしばしば、それだけ島民に愛されているキャラクターのようです。本屋さんにはまもる君を探し、めぐる旅ができるようなガイドブックまで販売されていました。ドライブ中にみつけると、ついつい立ち止まり写真撮影、発見した喜びや車中での会話をにぎやかにしてくれる宮古島ならではものでした。

来間大橋 
来間島へつながるドライブ心地の良い橋

宮古島に到着後、立ち寄った本屋さんのアルバイトの女子高生2人に、島でデートにでかけるならどこに行く?と聞いたところ教えてくれた1つが来間島でした。島の南西に位置する来間島は、来間大橋というとても大きくて一直線の橋でつながっていました。橋の左右は広大な海が広がる景観についつい見とれてしまいました。来間島へ渡るまでに、何枚も写真撮影をし、通行量も少なかったので、窓を空けて、心地よい風を浴びながら、ゆっくりゆっくり車を走らせました。
 
来間島の竜宮展望台
 
宮古島を一望できるよ 少し風が強かったね

来間島に渡り、車で5~10分程はしると、展望台があります。展望台の下にあるジャリの駐車場に車をとめられます。3階建てになっている建物の階段を上がり、2階に出ると、宮古島を一望できる景色に出会えます。右から左までパノラマビューの海の景色が広がり、右手には渡ってきた来間大橋が見えます。3階へ上がる階段もありますが、スペースは狭く、2階での時間を堪能してしまった後だったので、すぐに降りてきました。海の反対側を見ると来間島の島内を見ることができます。集落と木々を見ることができます。何も遮るものがなかったので、この日は海風がとても強かったのですが、風の無い日だと時間を忘れて過ごせそうなところでした。

来間島の風景 
20分ほどで一周できる島

来間島は車で20分もあれば一周できるような大きさの島でした。島には学校やカフェ、漁港があり、漁港では魚釣りを楽しむ人たちや、スキューバーダイビングを楽しむ人がいました。さとうきび畑が広がる広大な大地、沖縄らしい色豊かな蝶、思わず車を止め、その景色とそこに流れる時間に浸りながら、シャッターをきりたくなるような穏やかでのんびりとした雰囲気が漂っている島でした。島では農業をしている人や道路整備をしている人に時々出会いましたが、この日は観光客に会うこともなく、予定では30分程立寄る予定で朝からでかけたのですが、ふと時間をみるとお昼前になっており、2時間半くらい過ごしていました。
 
来間島の隠れビーチ(自称)
 
小道を進み辿り着いたビーチ

来間島の展望台から眺めた宮古島側と反対側の対岸はどんな景色が広がっているのだろうか、どんな海が見られるのだろうかと思い、車で反対側を目指して走りました。いくつか海辺へ続いていそうな小道があったので、行けるところまで車で行ってみると、2つ目の小道の先には車を2、3台停められるスペースがあり、目の前は海が広がっていました。車を停めて、下り坂の砂道を下っていくと、程よい広さのプライベートビーチのようなさらさらの砂浜が広がっていました。海水の透明度も高く、光があたると本当に透き通っていました。海水浴シーズンにここに来たら、すごく楽しめそうな場所です。宮古島に訪れることがあれば、また行きたい場所の一つです。

来間島の漁港 
来間大橋を渡った先の橋の麓にある漁港

来間大橋を渡って橋の麓の方につながる道を下っていくと、漁港がでてきます。この日は、ダイビングを楽しんでいる2人組の女性、釣りを楽しんでいる数人の人がいました。ボートも止まっており、宮古島と行き来したり、ボートからの釣りやマリンスポーツを楽しんだりしているようです。来間大橋と宮古島、綺麗な海を眺めることがでます。漁港の左手には砂浜も広がっており、海水浴も楽しめそうな場所です。
 
サニツ浜ふれあい広場
 
巨大な馬のモニュメントが目印

宮古島の南西の位置にあるふれあい広場。来間大橋から海岸沿いの道を北上していくと、どの道路沿いに巨大な馬のモニュメントがでてきます。駐車場には、軽トラックばかりが駐車されており、地元の方々が集まって、賑やかにされていたので、声をかけてみると、同じ会社に勤めていた方々が集まり、グランドゴルフの大会をして、終わったら飲みに行く日だそうです。地元の方々はみなさん好意的に接してくださり、一緒にグランドゴルフをさせていただいたり、一人の方のサトウキビ畑に案内してく、サトウキビを食べさせてくれたり、ココロあたたまる時間を過ごさせて頂きました。

与那覇前浜 
東洋一美しい砂浜

東洋一美しい砂浜のあるビーチとして、宮古島の色んな観光情報誌で紹介されている場所です。夕暮れの時間には、夕日も綺麗に見れるということで夕暮れ時に合わせて、ビーチへ向かいました。観光客らしい人たちが何組かいましたが、思っていたほど、人も少なく、ビーチにシートをひき、お菓子を食べながら、夕日を待ちました。雲が空に広がっていたので、何とか太陽が沈む頃だけは、雲がなくなってくれないかと願って待っていましたが、残念ながら願いが届かず、時より雲の隙間から覗かせる夕焼けを見ていました。それでも、砂浜は本当に綺麗で、夕暮れの心地よい時間を過ごすことができました。
 
砂山ビーチ
 
ビーチ撮影でも人気の高い場所

砂山ビーチは宮古島の中でも海がキレイなビーチとして有名な場所の一つです。駐車場も広く、観光スポットとして整備されており、観光客の出入りのある場所でした。ビーチへつながる小道の所に、軽トラックが停まっており、助手席にはまもる君が乗っていました。綺麗な貝殻など海にまつわるお土産や飲み物が販売されていました。とても気さくな店主さんで、珍しい貝殻を一緒に選んでくれました。ビーチまで、少し急な坂を下ります。海の色が遠くにいけばいくほど濃くなっていき、透明度が高く、本当に綺麗なビーチでした。たまたま、結婚された方がビーチ撮影に来られ、ウェディングドレス姿で砂浜に入っていく様子は宮古島ならではのものだと思い、幸せな気持ちにさせてもらいました。

海中公園 
少し高い場所から眺められる景色

海中公園では、宮古島の海中や生物を観察でき、子どもから大人まで家族でも楽しめる観光スポットの一つです。入場料は大人千円でした。海中公園の隣にあるシーサイドカフェでは、海を眺めながら食事を楽しむことができるお店です。ウッド調の店内、座席スペースも広く、のんびりと海を見ながら、のんびりと過ごせる素敵なお店でした。カレーとハンバーガーを食べましたが、ハンバーガーのお肉は食べごたえがあり、ジューシーで美味しく、カレーは少し辛めでしたが、よく煮込まれていました。海中公園の入り口横にあるトイレの手洗い場ですが、とても水圧が強く、手を洗おうとすると水が飛び跳ねてしまったので、ご注意ください。
 
雪塩製作所
 
沖縄は潮の宝庫 雪塩は宮古島に本社・工場があるよ

沖縄のお土産として定番になった雪塩の商品。雪塩ちんすこうをはじめ、沖縄県の国際通りなどのお土産屋さんでもたくさん商品が並んでいるので見たことがあったり、もらったことがある人もたくさんいると思います。そんな雪塩を作っているのが、宮古島でした。宮古島に来てはじめて知り、すごく立派な建物があるのかと思いきや、工場やお店などこじんまりとした作りに少し驚きましたが、そこで働いているスタッフの方は、雪塩への愛がたくさんあり、雪塩の良さを親切丁寧に実演などを交えて、教えてくれました。雪塩で手を洗うと、ツルツルになりました。雪塩ソフトは、ほんのりしょっぱい感じが口の中に広がりました。入り口に巨大な雪塩モニュメント、訪れた人の直筆の感想文がありました。

池間大橋 
夕暮れがキレイなロケーション

宮古島の北部に位置する島が池間島。その島を結ぶ橋が池間大橋です。ちょうど夕暮れの時間だったので、日が沈んでいくひと時を楽しむことができました。島を渡り、島を車で走っていると灯台らしきものがあったり、海の中を覗けるガラスボードを楽しめるショップがありました。夕方だったので、人もほとんどおらず、またお店も閉まっているお店が多かったのですが、ドライブとして自然と景色を楽しむということを目的にしていたので、満足できました。
 
海宝館
 
色んな貝殻に出会える

海宝館に到着して車を降りると強風が吹いていて、歩くのも少し大変でした。海沿いの小高い位置にあり、海風を遮るものが何もないので風が強かったのですが、景色は綺麗でした。海宝館という施設に入ると、2階に食事ができるレストランがあり、1階にいろんな種類の貝殻が販売されていました。海宝館は宮古島で採れる貝をはじめ、日本近海や世界中の海から集めた貝殻が展示されています。入場料は、大人500円です。大型バスでの観光客向けのツアーにも組み込まれそうな施設でした。

東平安名崎 
日本都市公園百景に選ばれてた場所

宮古島の最東端にあり日本都市公園百景にも選ばれている場所です。駐車場に車を停めて、灯台までは歩いて15分ほどかかります。海を眺めながら歩いていると、大きい岩が海面からたくさんでており、どうやって運ばれてきたのか不思議に思い、調べてみると1771年におきた大地震による大津波により、どこからか運ばれてきたようです。灯台につくと、100段ちかくある階段をのぼってみると、360度を見渡せ、景色を楽しむことができます。
 


うぷんみ
 
きさくな店主さんがお出迎え

ひとやすみをしたくなり、地元のフリーペーパーの雑誌に載っていたカフェをいくつか訪れてみて、店内の木のぬくもりのある暖かみのある雰囲気、そこにいるお客さんの過ごされ方、店主さんのきさくな人柄がすごく居心地がよさそうで、この店に入ることにしました。ケーキとドリンクのセットをいただきましたが、使っている食材にこだわっていて、その日その日に入ってくる食材に合わせて、おすすめの料理を提供されているようです。店主さんはもともと沖縄本島出身の方で、宮古島に訪れたとき、この島に魅了されて、宮古島でカフェを経営することを決められたようです。都心からすれば、沖縄も十分素敵な場所だと思っていましたが、宮古島は沖縄出身の人も魅了してしまう島のようです。

体験工芸村 
手作り島ぞうりが人気

体験工芸村には、さまざまなものづくりを体験できる施設が集まっている場所になります。宮古島ならではの織物や陶芸などをプロの方の指導に教えてもらいながら、楽しく作り上げることができます。特に、気になったものが手作りの島ぞうりです。白い部分に自分好みの絵や言葉をデザインし、彫ってもらえるぞうりです。結婚をお祝いする幸せいっぱいのぞうりやイラストなど、クオリティの高い仕上がり、お店の中には様々なぞうりが飾られており、見ているだけでも楽しめます。注文してから、仕上がりまで何日か時間がかかるので、後日自宅へ郵送されるかたが多いようです。雨の日など、時間をもてあましたときに立ち寄るとすごく有意義な時間、楽しくてぼっとうして、あっという間のひとときになってしまいそうです。
 
宮古織
 
体験工芸村にある宮古織

体験工芸村の中にある宮古織のお店。店内を覗いてみると、伝統の織るための器具が置いていて、今もここで織っているようです。宮古織は昔は王様に納めるための高級なものとして扱われており、現在でも着物などは車1台買えるような高価な1品で見る人が見れば、その良さがわかる代物のようです。この伝統を守るため、織職人を育てようと宮古島では県外から年に数人を招き、住む場所と織の指導の環境を提供するプログラムを実施しており、若い職人を育て、伝統を守ろうとされています。今では、バッグや財布、カードケースなど若い人のアイデアで宮古織の技術で作り上げた商品でこれまでになかった新たな売上をつくり、職人が技術を継承しながら、生活もしていけるように努力されています。都内でも年に数回、百貨店で宮古織の展示会などを催し、普及活動をされているようです。

太陽が窯 
シーサーづくりとカフェ

宮古島の南部にある太陽が丘ではシーサーづくりが体験できます。カフェや雑貨屋さんも併設されております。カフェの店外の座席では、海を眺めることができ、お茶をしながらゆっくりと宮古島の時間に浸りたいときには、すごく素敵な場所だと思います。雑貨屋さんには沖縄らしい雑貨やアジアのテイストの雑貨・衣類がありました。シーサーづくりが体験できる工房にいくと、奥さんと旦那さんがいらっしゃり、旦那さんがシーサーを作られておりました。芸能人の方々の写真もたくさん壁にはってあり、多くの方々がここでシーサーを作られたようです。工房も広々としていて、なかに入って様子をみてみるだけでも楽しめました。観光シーズンは、人も多く来られそうなので、作りたいときは、事前に電話予約しておいた方がよさそうです。
 
地元の食材がならぶ道の駅
 
宮古島ならでは食材がたくさん、本当に安い

宮古島の島民がどんなお店で買い物をしているのか、いつも旅行にでかけると地元の人たちが利用するお店にいくのですが、売っている食材が地元ならではのものであったり、値段の違いを見たりすることが、とても楽しいです。宮古島には、本島では見たことのないような「なんこう」や「モーウイ」、「にがな」といった宮古島山の食材がたくさん売られていました。「べにいも」を使った商品もたくさん売られており、量も多く価格は安く、ついつい買ってしまいました。べにいもチップスは美味しかったです。また、お弁当もたくさん売られており、ちゃんぷるなどの沖縄料理のお弁当がなんと、1つ200円~300円と驚きの安さに、宮古島で生活しても食には困ることはなさそうです。